*
*
*
*
*
「………っ。」
「仁?ごめんきつい?」
「ちげ……キモチイの。」
「仁っ…っん……。」
「もう……平気?」
「ウン…。」
「じゃ、体重かけて?」
「………っぁあ。」
「っあーー………。」
「はぁっ……っん……。」
*
*
*
ソファに座った俺の腰に跨がせて
バランス取りやすいように腰を支えてやる
*
が両腕を俺の肩に乗せてこっちを見下ろす
*
*
片手で首筋を撫でて、ゆっくりキスをした
*
*
*
「……ほら、見て。」
「……………。」
「ちゅっ………この体勢、ずっとガマンしてたもんな。」
「……ふふっ。」
「はー…深く繋がれてめいっぱい抱きしめられて、すげぇいいな。」
「うん。」
「顔も近いしキスできるし、おっぱい触れるし?」
「もー。言わなくていいからー。」
「嬉しいの。近くにいれて。」
「うん………。」
「はぁっ……… …。」
「……キスして?」
「ん……。」
「……っ。こっちも…。」
*
*
俺の肩につかまったまま
二の腕できゅっと胸を寄せる
*
大きくて柔らかいおっぱいは
少しひんやりしてて
*
昼間の日焼けのせいで
水着の形に白く浮き上がっていた
*
*
*
「おっぱいだけ、白い。」
「え?」
「水着の痕。」
「ああ…。」
「大事なとこだけ、隠したいとこだけ白くて、すっげーエロイ。」
「バカッ。」
「………今は、俺だけのだかんな。」
「ん……。」
「ちゅっ……。」
「っふ……。」
「はぁっ………愛してる。」
「……仁……あたしも…愛してる…。」
「ああああバカバカバカ…っ。」
「………………?」
「ナカ……うねうね動いてるってお前…。」
「え?え?」
「奥に引き込まれる。つか、もうこれ以上無理だけど…当たってるし天井に。」
「やだぁ……っちゅ。」
「っんん…っ。」
「じ……ん…っ。」
「腰ちょっと揺すってみて。」
「……っあ、あっ……んー…。」
「痛くない?キモチい……?」
「ん……キモチ……っい………っっっ仁…。」
「ん?どした?」
「……キモチよすぎ。」
「いんだよ(笑)」
「やぁっ…。」
「いいって…わかるから俺。」
「えっ……?」
「いきそうなの、わかるから。」
「仁ー……。」
*
*
*
が俺のおでこに自分のおでこをつけてる間に
両手を繋いでぎゅっと握りしめる
*
*
顔を離さないまま至近距離で俺を見つめて
せつなそうに唇を見下ろす
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*
*
がキスを欲しがってるときの合図
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*
そして視線でキスを欲しがるのが
もういきそうって、合図
*
*
*
「ちゅ……………っ…。」
「ん………。」
「……………?」
「………大好き。」
*
*
*
俺の手をキュっと握り返して
泣きそうな声で
*
*
の息と一緒に唇が俺の唇に触れた
*
伏せたまつ毛が愛おしくて
掬いあげるように唇に、おでこにキスをした
*
*
*
限界が近いのを、 の体が俺に訴えてる
*
腹筋に力を入れると
くぐもった声が耳元に降ってきた
*
*
*
「………っっ。」
「はぁっ……っあ…。」
「んっ……んっ……。」
「くっ………うう…っ。」
「仁……仁っ……。」
「…………ん?」
「……っ、……いい?」
「………ウン、いいよ…。」
「…………っ、あっ……あっ…。」
「いいよ……。」
「アッ……っ、………っっっ…ぁあっ!!」
「………っ、はっ…。」
「っ…………。」
「…… ?」
「じっ……ん……。」
「ふふ……力抜けよもう(笑)」
*
*
*
身体を強張らせたまま
俺にしがみついて離れない
*
*
俺の肩に顔を埋めて
上がった呼吸を整えようとしてる
*
*
その様子があまりに必死で余裕なくて
すっげぇかわいかった
*
*
「ん……。」
「すんごい締まったな。もう離してもらえねぇかコレ。」
「痛くない…?」
「平気。つーかグイグイきてやべぇ。」
「じゃ…仁も……。」
「………なに?」
「仁も……いって。」
「………ちゅっ。このまんま?」
「……………仁の好きでいい。」
「いんだよ?言いな?」
「……仁が……上になってシて…。」
「………じゃ、倒すよ?」
「んっ……ハァっ…。」
*
*
*
そのまま の体をゆっくりソファに倒す
*
*
この時の はいつも
俺と身体を離しながらじっと俺を見上げてる
*
*
手はずっと俺に吸いついて
まるで離れたくないみたいに
*
*
*
それが可愛くて
覆いかぶさって絡み合うようにキス
*
*
*
*
身体を起こすのと同時に頭を振って髪を後ろにやると
*
水着の痕に白く浮かび上がった胸に
俺の汗が落ちた
*
*
優しく微笑んで、頬を手で包んでくれる
*
*
“アタシのなかでいって”って
*
*
え?考え過ぎ?
*
いやいーじゃん
の目がそう言ってるみたいなのっ
*
*
シアワセなのっ
*
*
*
「あー……。」
「仁……。」
「手ぇ離すな。目もそらすなよ…?」
「うんっ……っ、ぁっ…。」
「あー……っ、あ…。」
「はぁっ…はぁっ……。」
「………いい?」
「……うんっ、ぁ……。」
「あー……っ、あ、ぁあーー……。」
「っ、仁…………。」
「…………はっ……ぁ…ぁ!!」
「ッッ……んぅ………。」
「……っは、はぁっ…ぁあっ…。」
「はぁっ、はぁっ……。」
「はーー……。」
*
*
*
あー…………
*
*
頭真っ白、酸欠
*
*
の髪に顔を突っ込んで肩で息をして
*
*
*
優しい手が俺の頭を撫でた
*
*
愛おしくてせつなくて
気が遠くなりそうだった
*
*
*
*
「…………仁っ…。」
「………ちゅっ。」
「ん…………ちゅ…。」
「………はぁっ、あー……愛してる。マジ。」
「あたしも……。」
「……ははっ。目ぇ合わせたまんまいくのやべぇな。」
「うん……。」
「お前もさっきこんなだった?」
「そうだよ…。」
「すんげ……見つめ合っていくだけで体中熱くなんじゃんね。」
「ん……。」
「ハァ…っ………。」
「あっ。」
「え?」
「待っ……て…。」
「……どした?痛ぇ?」
「……ぎゅうして。」
「…………ん。」
「フゥっ……あ………ぁいしてる…。」
「ん……ちゅっ……。」
「仁………。」
「んー?」
「……仁がいると、しあわせ。」
「………俺もしあわせ。」
「ふふっ。」
「はは。こんなバカっぷりピーにも見せらんねぇな。」
「そうかもね(笑)」
「どっか痛くない?身体は?」
「大丈夫だよ。優しくしてくれたでしょ。」
「んなことねーよ。必死っつーか余裕なかったし。」
「ううん。優しかったよ。」
「………もー、そういうこと言わないの。」
「え?」
「またしたくなっちゃうじゃん。」
「…………してもいいよ。」
「ん、そのつもりでいる。」
「ふふ(笑)」
「どっかぶつけたりとかしてねぇ?」
「たぶん。」
「ごめんな。久々だったのに、結局最後までソファでしちゃった。」
「ううん。仁が抱いてくれるなら場所なんてとこでもいい。」
「………今の。」
「え?」
「録音しとけばよかった。」
「バカ……ちゅっ。」
「あー……もう、ベッド行くのめんどくせぇ。」
「あたしもー。」
「でも狭いよね。」
「ん?あたし、仁のお腹に乗ってるの好きだから平気。」
「俺窒息死するわ。」
「ちょっとっ!どういうことよっ。」
「あっは(笑)」
「………それ、気持ちいい。」
「あ?」
「うっとりしちゃう。」
「…………頭なんて毎晩撫でてんじゃん。」
「そうだけどさ…。」
「好きなの?」
「うん、好き。仁が毎日してくれることの中でも特に、好き。」
「ふぅん。」
「終わった後は特に、腕の中にすっぽり入れてずーっとしててくれるじゃん。」
「あー、俺のだよっていう、意思表示。」
「誰に?」
「………………くまのタンタンに?」
「なんでよ(笑)」
「いやいや、なんかー(笑) 最初はもー、余韻で愛おしくてぎゅってして撫でてたんだけど。」
「ん……それだけで嬉しいよ。」
「でもな?なんか、お前が撫でられんの好きだってことになんとなく気づいて。」
「うん……。」
「俺がしたくてやってんのに、お前がそんな嬉しそうにすんだと思ったら。俺が嬉しくて今度は。意味わかる?」
「ふふ……。」
「今はもう、やんないと落ち着かない。」
「………嬉しい。」
「よかった。」
「仁は世界一だ。」
「は?なんの?」
「世界一の恋人で世界一の旦那さんで世界一のパパ。」
「じゃーお前も世界一じゃん。世界一の男の奥さんじゃん。」
「そう?」
「じゃねぇの?」
「………ちゅっ。」
「あーやっべぇ俺ら。完全バカだわ。」
「でもいいもんっ。だぁーいすき!」
「へっ、バーカ(笑)」
「いいじゃん。言いたかったのー。」
「俺も好き。」
「……うん。」
「ずっと好き。」
「うん。」
「お前がばあちゃんになっても好き。」
「その時は仁だっておじいちゃんだよ。」
「ラブラブなうぜーじいさんばあさんになんだろうな。」
「ウザくないよかわいいよ。」
「そう?」
「うん。かわいい。」
「………ちゅっ。」
「んふ。ちゅー。」
「チューって口で言うな。」
「ハハハ。」
「ほら、風邪ひくまた。ちゃんとベッドいこ?」
「その前にシャワー浴びたいよ。」
「そだね。ほら、おいで。」
「一緒に入るの?」
「この状況で別々に入る意味がわかんねぇ。」
「はいはい(笑)」
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